この連載では、みなさんからフォーム・セミナーや、感想に寄せられたご質問に孫さんが回答していきます!今回の質問はこちらです。
Q.将来的にIBのDPコースへの進学を検討している生徒について、国内大学受験でIBを活用する場合の実情を伺いたいです。実際にどのような大学・学部で活用しやすいのでしょうか。また、DPでの選択科目を考える際に、国内大学受験を見据えて意識しておいた方がよいポイントがあれば教えていただきたいです。現状、IBを活用できる学部は文系に比較的多い印象がありますが、実際のところはいかがでしょうか。
現時点では文系中心、でも5〜6年後は確実に増える
正直に言うと、現時点ではIBと国内大学入試の相性は、文系学部が中心です。国立理系との相性はまだあまり良くないというのが実情です。
ただし、長期的に見れば、5〜6年後には理系でも使える大学・学部は確実に増えていると思います。選択肢の一つとしては十分ありです。
「IBにいること」は目的にならない
大事な前提をお伝えします。IBのスコアが低かったら、国内大学入試において何の意味もありません。
IBの学校に在籍することが目的になってしまうケースがありますが、重要なのはスコアを取ること。スコアが伴わなければ、わざわざIBを選ぶ理由はなくなってしまいます。
IBのDPが最も忙しい時期と、国内の推薦入試のスケジュールがほぼ丸かぶりになることも要注意です。IBをやりながら国内の推薦入試も並行して準備するのは、かなりのエネルギーが必要です。
向いているかどうかは「高1で判断」してください
IBに入るかどうかの最終判断は、高校1年生になってから決めることをおすすめします。
IBが向いていない子にとっては、正直地獄です。タイムマネジメントができない子には特に厳しい。ファイナルの時期は徹夜も覚悟が必要なほどの負荷がかかります。
生徒さんの性格とIBで取れるスコアの相関データを、高1の段階でしっかりリサーチしてみてください。もし「うちの子にはIBは厳しいかも」と感じたなら、IBでなくてもPBL(プロジェクトベースドラーニング)に力を入れている国際系の高校という選択肢も十分あります。
選択科目より「タイムマネジメント力」が全て
選択科目のポイントよりも、本人のタイムマネジメント能力と体力の方が、IBの成否を左右します。
まずそこを見極めてから、IBかどうかを判断していただければと思います。
