この連載では、みなさんからフォーム・セミナーや、感想に寄せられたご質問に孫さんが回答していきます!今回の質問はこちらです。

Q.高校進学後の3年間をより有意義に過ごすために、中学生のうちから意識しておいた方がよいことはありますか。学力面だけでなく、課外活動や探究活動、進路選択なども含めて、中学校段階でどのような経験を積ませるとよいのか知りたいです。

中学3年間は「高校の過ごし方を決める期間」

大学入試では、基本的に高校での成績や活動、取得資格、入試本番の成績などが中心になります。そのため、中学校3年間は別の使い方をしてほしいのです。

高校生活の過ごし方は、大きく3つに分けられます。

  • 学力型:定期テストや模試の成績を上げることに力を入れる
  • 体験型:課外活動や部活、留学などの経験を積む
  • 探究型:特定のテーマや社会課題を深く掘り下げる活動をする

そしてこの3つのハイブリッドも存在します。大切なのは、生徒さんがどのタイプに向いているかを、中学3年間で見極めることです。

高校選びでは、偏差値以外の情報も重要

志望校選びで大事なのは偏差値よりも、その高校が「学力型・体験型・探究型」のどの方向性を持っているかです。

探究活動や校外活動に力を入れたい生徒にとっては、それらを積極的に応援してくれる学校の方が過ごしやすいかもしれません。逆に学習環境が整っていて、一定のペースで勉強を進められる学校の方が力を発揮しやすい生徒もいます。タイプにマッチした学校選びが、進路選択において本当に重要になります。

中学校は「最後の失敗できるフィールド」

もう一つ、大事な視点をお伝えします。中学校は、失敗できる最後のフィールドです。

高校に入ってから「この学校は自分に合わなかった」となると、取り返しがつきにくくなります。中学生のうちにいろいろ試して、失敗して、自分がどんな環境で伸びるかを発見してほしいのです。

成績を上げることより、「自分はどんな高校生活を送りたいか」を言語化できる状態にすることが、中学3年間の本当の目標です。