高校2年生から受験勉強を本格的にスタートさせれば、大学受験には十分に間に合います。高3になってから受験対策を始める受験生も多いため、高2から始めることで大きくリードできるでしょう。
また、早い段階から志望校や学部を確定させておけば、やるべき対策も明確になります。
この記事では、高校二年生からの受験勉強について、基本事項や時期ごとの勉強スケジュール、よくある質問についても解説します。高2からの受験勉強を始めようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

高2からでも大学受験の対策は間に合う?
ここでは、高2から受験対策を始めるメリットや、多くの受験生がいつ頃から勉強を始めているのかを解説します。
・高2スタートでも十分間に合う
高校2年生から本格的に対策を始めても、大学受験には十分間に合います。
高2の段階では、高3になってから本格的な演習に取り組むための基礎を作ることを意識しましょう。
特に、時間がかかる英語や数学は高2のうちから学習を進めておくことで、高3になってからの時間を応用問題や過去問の対策にしっかり充てることができます。
また、高2のうちに志望校を決めておけば、必要な受験科目や配点、入試方式なども早い段階で確認できます。
高3の受験期を迎えるためにも、まずは高2の今できる基礎固めから始めてみましょう。
・多くの受験生が高2までに対策を始めている
現役で大学に合格した先輩のうち、高2の段階から受験勉強を始めていた人は決して少なくありません。
じゅけラボ予備校の調査によれば、国公立大学の現役合格者のうち、約5.5割が高2までに受験勉強を開始しています。私立大学の場合、難関私立大学の現役合格者は約6割、その他の私立大学では約4割が高2までに開始しています。
大学の区分 | 高2までに | 高3以降に |
国公立大学の現役合格者 | 55.2% | 44.8% |
私立大学の現役合格者 | 60.5% | 39.5% |
私立大学の現役合格者 | 37.0% | 63.0% |
高3から始める受験生もいるからといって準備を後回しにせず、高2の時間を活用して早めに対策を進めておきましょう。
参考:【国公立大学】現役合格者の55.3%が高校2年生までに受験勉強を開始。過半数が受験難易度が高いと感じる志望校へ挑戦|じゅけラボ予備校、 難関私立大合格者の先取り戦略 vs その他私立大合格者の追い込み準備の実態が調査結果から明らかに|じゅけラボ予備校
高2の今から始めるべき大学受験の対策・準備
高校2年生の段階では、大学受験に向けて何から始めればよいのか分からない人もいるでしょう。
ここでは、高2の今から始めたい具体的な対策や準備について紹介します。
- 志望する大学・学部の方向性を明確にする
- 主要科目である英語と数学の土台を固める
- 苦手科目を克服する
- 毎日机に向かう習慣をつける
- 模試を受けて今の実力を把握する
・志望する大学・学部の方向性を明確にする
まずは、志望する大学や学部の候補を絞り込むことから始めましょう。志望校が決まることで、入試に必要な受験科目や配点比率、受験方式などが明確になります。
また、目標を定めることで、日々どのくらい勉強すればよいのか、今の実力と志望校との間にどれくらいのギャップがあるのか把握することができます。
まだ志望校を絞り込めていない場合は、オープンキャンパスや学園祭に行ってみるのも良いでしょう。
実際の大学の雰囲気を知ることで、興味の沸く大学や学部が見つかることもあります。

・主要科目である英語と数学の土台を固める
高2のうちは、対策に最も時間がかかる英語と数学の基礎固めを終わらせることを目標にしましょう。
英語は、単語帳を1冊完璧にし、英文法の教科書や参考書も高2のうちに解き終えるのが望ましいです。
数学は、教科書レベルの公式や例題、典型的な解法を完璧にしておきたいところです。
この差がつきやすい科目を高2で完成させておくことで、高3になってからの点の伸びも良くなるでしょう。
・苦手科目を克服する
高3は応用問題や過去問の演習が中心となるため、苦手科目の克服に割く時間はあまり取れません。
高2のうちに苦手科目を把握し、できるだけ克服しておくことが大切です。
まずは定期テストやこれまでの模試の結果を分析し、どの教科のどの単元でつまずいているのかを特定しましょう。
そのうえで、教科書や基礎的な参考書に戻り、しっかり時間をかけて丁寧に対策していきます。
苦手科目を克服できれば、これまで落としていた分野が得点源に変わり、1教科で20〜30点上がる可能性もあります。
・毎日机に向かう習慣をつける
高3以降は、1日10時間近く勉強することになるため、高2のうちから学習習慣をつけておくことが大切です。
最初から長時間の勉強を目指す必要はなく、毎日決まった時間に机に向かうなど、簡単なことから始めると良いでしょう。
たとえば、学校から帰宅したら必ず机に向かう、夕食前の1時間は勉強時間を確保するなど、自分の生活に合わせてルールを決めておくと続けやすくなります。
また、勉強に集中できる環境を見つけることも大切です。自宅だと集中できない場合は、学校や塾の自習室などを利用してみるのも一つの手です。
・模試を受けて今の実力を把握する
自分の現在の実力を把握するために、学校で実施される記述模試や予備校のマーク模試を受験してみましょう。
模試を受けることで、志望校と現在の実力とのギャップを確認できるだけでなく、優先して勉強すべき科目や単元も明確になります。
また、模試を受けた後は自己採点をして、どの教科の点数が低かったのかをチェックしましょう。
間違えた問題は必ず復習し、必要であれば教科書レベルまで戻って復習することが大切です。

【高2向け】大学受験の年間スケジュール
高校2年生の1年間は、大学受験に向けた基礎を作る大切な時期です。
ここからは、高2の1年間でどのように受験勉強を進めればよいのか、時期ごとの具体的なスケジュールを紹介します。
時期 | やるべきこと |
1学期(4月〜7月) | 学習習慣の確立と基礎固めのスタート |
夏休み | これまでの総復習と規則正しい生活リズムの確立 |
2学期(9月〜12月) | 応用力の強化と志望校の方向性固め |
冬休み | 「高3の0学期」に向けた準備と苦手分野の克服 |
3学期(1月〜3月) | 主要2教科の基礎固め完了 |
春休み | 長時間学習の本格化と過去問の傾向分析 |
・1学期(4月〜7月)|学習習慣の確立と基礎固めのスタート
高校2年生の1学期は、まず勉強する習慣を身につけることから始めましょう。
平日に最低でも1〜2時間は勉強する時間を作り、単語の暗記や授業の予習・復習など取り組みやすいものから始めるのがおすすめです。
また、英語と数学の基礎固めも1学期から始めたいところです。
授業で習った内容はそのままにせず、教科書や参考書を使って繰り返し復習し、基礎知識を少しずつ身につけていきましょう。
・夏休み|これまでの総復習と規則正しい生活リズムの確立
まとまった時間を確保できる夏休みには、高1の全範囲と高2の1学期の範囲を総復習するのがおすすめです。
英語は長文読解、数学は演習問題にも取り組み、これまでに習った内容をしっかりアウトプットできるかを確認します。
歴史や理科などの暗記科目も、夏休みごろからコツコツと対策を始めると良いでしょう。
また、夏休みだからといって生活リズムを崩さず、毎日規則正しい生活を守ることも大切です。
たとえば、午前中から自習室に行くなどスケジュールを作っておくと、ダラダラ過ごすこともなく、毎日決まった勉強時間をしっかり確保できます。

・2学期(9月〜12月)|応用力の強化と志望校の方向性固め
2学期以降も、引き続き長文読解や演習問題に取り組みましょう。
夏休みまでに身につけた基礎知識を使って問題を解く練習を積めば、知識をアウトプットする力を伸ばしていくことができます。
また、秋に実施される模試を受けてみて、夏休みの勉強の成果と現在の実力を確認してみることも大切です。
模試の結果を確認すれば、自分がどの教科や単元をさらに勉強する必要があるのかも分かります。
その結果をもとに、第一志望校や学びたい学部、入試方式の方向性を固めていきましょう。
・冬休み|「高3の0学期」に向けた準備と苦手分野の克服
冬休みは、受験本番を意識した「高3の0学期」のスタート期として、本格的な受験対策の準備を進めましょう。
まずはこれまでの総復習を行い、抜け漏れや苦手分野が残っていないかを確認します。
もし、まだ克服できていない苦手分野があれば、この冬休み中に対策しておきたいところです。
また、高2の春休みから長時間の勉強を始められるように、冬休みのうちから6〜7時間ほど机に向かう習慣をつけておくと良いでしょう。
高3になってから急に勉強時間を増やすと負担が大きくなるため、少しずつ長時間の学習に慣れておくことが大切です。
・3学期(1月〜3月)|主要2教科の基礎固め完了
3学期は、高3からの本格的な受験勉強に備えて、主要2教科である英語と数学の基礎固めを完成させる時期です。
まずは1月に実施される共通テストの問題を実際に解いてみて、現時点での自分の学力と本番の共通テストとのギャップを確認しましょう。
実際の問題を解くことで、今の自分に足りない知識やこれから優先して勉強すべき分野も把握することができます。
また、英語と数学の主要2教科の基礎固めが終わっていない場合は、3月末までに完全に終わらせることを目指してください。
・春休み|長時間学習の本格化と過去問の傾向分析
春休みは、高3からの本格的な受験対策に向けて、長時間の勉強に慣れていく時期です。
1日当たり最低でも6〜7時間以上は机に向かい、高3になってから長時間勉強するための準備をしておきましょう。
また、志望校ごとの過去問、いわゆる赤本を最低でも1回は解き、問題の傾向や配点比率などを確認しておくことも大切です。
さらに、高3からの学習内容についても予習しておくと、学校の授業を復習の時間に変えることができます。

高2のうちは1日何時間勉強するのが理想?
高2の勉強時間は、最初から長時間を目指すのではなく、学校生活と両立しながら徐々に増やしていくことが大切です。
時期 | 平日の目安の勉強時間 | 休日の目安の勉強時間 |
1学期 | 2〜3時間 | 4時間 |
夏休み | 4〜5時間 | |
2学期 | 2〜3時間 | 5〜6時間 |
冬休み | 6〜7時間 | |
3学期 | 2〜3時間 | 7〜8時間 |
高3からは1日何時間も勉強することになるため、それに慣れるためにも、時期に合わせて徐々に勉強時間を増やしていきます。
無理な学習時間を設定すると途中で続かなくなってしまう可能性もあるので、自分の学校生活や部活動などとのバランスを考えて計画を立てましょう。
高2から塾や予備校に入るべき?
志望校の難易度が高く、自分一人だと勉強習慣を維持したり計画を作成したりするのが難しい場合は、塾や予備校へ入塾するのがおすすめです。
高2から通塾することで、英語や数学などの主要教科を早い段階で完成させられます。
学校の授業だけでは分からない部分を質問したり、自分に必要な勉強を教えてもらったりできる点もメリットです。
また、推薦入試を視野に入れている場合も、早期から書類対策や二次試験対策ができ、評定平均の対策も可能になります。
【高2向け】大学受験の対策に関するよくある質問
ここでは、高2から受験対策を始める際によくある疑問について、それぞれ確認していきます。早い段階で疑問を解消し、自分に必要な勉強を進めていきましょう。
Q、文系・理系で優先すべき教科は変わる?
回答:高2の段階では、文系・理系を問わず英語と数学の基礎固めを最優先にしましょう。
文系の場合は、現代文や古文などの国語の基礎力に加え、受験で使う社会科目の学習も少しずつ対策していきます。
社会科目は覚える内容が多いため、高3になってから一気に覚えようとするのではなく、学校の授業に合わせて少しずつ知識を増やしておくとよいでしょう。
理系の場合は、数学の演習と並行して、理科の基礎知識を学校の授業に合わせて確実にインプットしておくことが大切です。
Q、部活と受験勉強の両立はどうすれば良い?
回答:部活動が忙しい場合でも、毎日の生活の中に少しずつ勉強時間を組み込むことが大切です。
たとえば、部活動がある平日は毎日1時間だけでも塾の自習室に寄るなど、ハードルの低いルーティンを設定すると、忙しい日でも勉強を続けやすくなります。
また、通学中の電車の中や休み時間の10分など、スキマ時間を徹底的に活用することも重要です。
さらに、塾のスケジュールを自分の都合に合わせて柔軟に変更できる個別指導やオンラインスクールを利用する方法もあります。

Q、理科や社会はいつから本格的に始めるべき?
回答:一般選抜を想定している場合、理科や社会の対策を本格的に始めるなら高3の春からでも良いでしょう。
ただし、暗記については高2の夏休みから始めておくと、その後の勉強が楽になります。
特に、歴史や理科などは覚えるべき内容が多いため、高3になってから覚えようとすると、演習に使える時間が少なくなる可能性があります。
まずは、学校の定期テストの範囲をしっかり勉強し、基本知識を頭にインプットしておくことが重要です。
まとめ|高2から大学受験の対策をスタートして周りと差をつけよう
高校2年生から大学受験の対策を始めれば、十分に時間を確保しながら準備を進められます。まずは志望する大学や学部の方向性を考え、英語と数学を中心に基礎固めを進めましょう。
また、苦手科目を高3まで持ち越さないように、模試や定期テストの結果から自分の弱点を確認しておくことも大切です。さらに、毎日机に向かう習慣をつけ、夏休みや冬休みなどの長期休暇を活用しながら、少しずつ勉強時間を増やしていきましょう。
大学受験には一般入試だけでなく、総合型選抜という選択肢もあります。未来図では合格した先輩たちの実際の志望理由書を閲覧することができます。今のうちから受験勉強を始め、周りより一歩早く受験に向けた準備を進めていきましょう。






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