未来図の理念

推薦入試が主流になる時代:日本の大学入試では、ここ20年ほどで入試形態が大きく変化し、筆記試験中心の時代から推薦入試が主要ルートとなる時代へ移行しています。
実際、2022年度には推薦入試による入学者数が全体の50.3%に達し、一般入試による入学者数を上回りました。私立大学では入学者の約6割が推薦入試出身であり、推薦入試はもはや特別な制度ではなく大学進学の王道になっています。

しかし、推薦入試の急増に伴い情報格差の問題が深刻化しています。推薦入試に関するノウハウや合格者の事例は都市部の進学校や大手塾に集中しがちで、地方や一般校の生徒は貴重な「合格志望理由書」を目にする機会がほとんどありません。

現状では、「塾に入らないと受かった志望理由書が見られない」と言われるほどで、大手予備校が合格事例を独占し一般公開しないケースも少なくありません。こうした情報アクセスの不平等は、本来多様な才能を評価するはずの推薦入試において、新たな教育格差を生む要因になっています。

そこで推薦入試専門メディア『未来図』は、志望理由書をはじめとした推薦入試情報をオープンソース化し、誰もが無料で閲覧できるプラットフォームを構築しました。母体企業であるリザプロ株式会社は過去5年間にグループで蓄積した多くの合格者の志望理由書データを保有していますが、それを自社だけで囲い込まず、あえて無料公開することで日本の教育全体の底上げに貢献したいと考えています。

実際に2025年6月、全国主要大学の推薦入試情報を集約した「推薦入試データベース(未来図)」をリリースし、1000件以上の実際に合格した学生の志望理由書を誰でも閲覧できるようにしました。これは日本初の包括的な推薦入試情報プラットフォームであり、地方と都市部の情報格差をなくすことを目指しています。

なお、『未来図』では営利目的の強引な勧誘等を行うことは一切ありません。この活動は純粋に「誰かの力になりたい」という想いで成り立っており、その趣旨に共感してくださる方からの自主的なご提供をお待ちしています。あなたの一通の志望理由書の提供が、次世代の受験生にとって大きな助けとなるでしょう。

実際に未来図に志望理由書を寄贈してくれた大学生

こっこさん 京都大学
〜未来図に協力してくれた理由〜
特色入試も推薦入試も、今や決して特別なものではないと思います。自分自身も「やってみたい」と思えば誰でも挑戦できるチャンスがあるはずで、その一歩を踏み出すきっかけを、未来図を通じて届けられたら嬉しいです。

もみじさん 神戸大学
〜未来図に協力してくれた理由〜
総合型選抜は、まず情報を集めること、そして自分自身と向き合って「なぜこの大学に行きたいのか」「自分は何を学びたいのか」と自問自答することから始まると思います。
もし私の協力によって、これから挑戦する受験生のみなさんが最初の一歩を安心して踏み出せるようになるなら、それ以上に嬉しいことはありません!!

船橋いずみさん 国際教養大学
〜未来図に協力してくれた理由〜
私自身、推薦を受ける際に資料の少なさや情報へのアクセスの難しさに大変苦労しました。だからこそ、将来は同じように挑戦する学生の負担を少しでも軽くしたいと考えています。実際に推薦を通じて自分の将来を切り拓けた経験があるからこそ、その価値を多くの人にも実感してもらいたいと思っています!!

今村優志さん 早稲田大学
〜未来図に協力してくれた理由〜
僕は東海大学の附属校出身で、バスケや福島でのボランティア活動をきっかけに推薦で合格しました。自分自身がそうした活動を通じて合格につながった経験を持っているからこそ、「推薦ってこういう形でも活かせるんだよ」というモデルケースをもっと広めたいと思ったんです。同じように悩んでいる高校生たちの参考になってほしい。

西間木理加さん 立教大学
〜未来図に協力してくれた理由〜
未来図が掲げている、学生の未来に向けたビジョンに強く共感しました。私自身も、未来の学生が自分の可能性を信じて思い切って挑戦できるような環境を整えることに貢献したいと強く考えています!!

未来図代表・孫辰洋

未来図では、あなたが提出してくれる志望理由書が、これから挑戦する高校生たちの道しるべになります。入試の情報は限られ、不安を抱える生徒も多い中で、実際の体験談ほど心強いものはありません。あなたの一枚が、迷う誰かを勇気づけ、未来を切り拓く力になります。ご協力何卒よろしくお願いします。

活用例

現在、『未来図』のサイトは月間50万PVを超えるアクセスを集めており、多くの受験生や教育関係者に利用されています。以下に、志望理由書データベース『未来図』の具体的な活用シーンや特徴をいくつか紹介します。

  • 合格者の志望理由書を無料閲覧:日本全国の大学・学部ごとに、実際に合格した先輩たちの志望理由書を無料で読むことができます。過去5年分のデータに基づく豊富な実例が掲載されており、志望理由書の書き方に悩んだとき、実際の成功例から大いに学ぶことができます。
  • 効率的な条件検索で出願先発見:学部系統、評定平均、英語検定、部活動実績、入試日程など様々な条件で検索できるため、自分の条件に合う出願先を効率よく見つけられます。複数大学の情報を一元的に調べられるので、情報収集にかかる時間と労力を大幅に短縮できます。
  • 合格のポイント解説と面接対策:掲載されている志望理由書には、合格者の書類から読み取れる成功のポイントや、志望理由書と連動した模擬面接の質問例と回答のコツ、さらには効果的な出願戦略のアドバイスまで網羅されています。単なる例文集に留まらず、合格の秘訣を深く理解して自己分析や面接対策に活かせるのが特徴です。

また、高校の進路指導の現場でも『未来図』データベースは活用され始めています。
2025年7月からは全国5都市で高校教員向けの「未来図フォーラム」が開催され、多数の教師が参加して推薦入試改革や志望理由書指導の最新動向を共有しています。


このように『未来図』は、受験生だけでなく教育コミュニティ全体の支援ツールとしても注目を集めています。

取材例

『未来図』では、単にデータベースを公開するだけでなく、推薦入試に関連した様々な取材記事インタビュー記事も掲載しています。
例えば、推薦入試が盛んな新潟県で「指定校推薦じゃダメなのか?」と疑問を投げかけ自らプロジェクトに挑んだ高校生のストーリーや、ある合格者が『政治家への直接インタビュー(いわゆる「政治家凸」)』を敢行して慶應義塾大学法学部の合格を掴んだ体験談など、実際の受験生のドラマを伝える記事があります。miraizu-suisen.com

さらに、教育界の著名人へのインタビュー記事も充実しています。
著名人インタビュー企画では、お笑いタレントのパックンに日本の“不登校”問題について意見を聞いた対談記事が公開されており、教育に関する多角的なテーマを発信しています。こうしたコンテンツを通じて、『未来図』は単なる資料集に留まらず、最新の入試動向や教育に関する議論を届けるメディアとしての役割も果たしています。

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