指定校推薦はもちろん多くの推薦入試で評定平均は重視されます。そこで、今回は評定平均の上げ方について詳しく紹介します。

 
すでに高校1年生や2年生の成績が出ている場合も、これからどのように評定平均を上げれば良いのかシミュレーションしてみました。

 

目標を立てる際や受験方式を検討する際にぜひ参考にしてみてください。

 

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評定平均が決まる3つの要素

まずは成績がどのような要素で決められているのかを考えてみましょう。大抵は以下の要素が評価軸として設けられている場合が多いです。
 

  • 定期テストの点数
  • 提出物の精度と提出率
  • 授業態度・小テスト

定期テストの点数

定期テストの点数は、評定の大部分を決定づける要素であり、高得点を取ることで「4」以上を狙いやすくなります。

 
また、成績を決める際は平均点との差も重視されるため、高得点を取れなくても平均を大きく上回る点数を取れば「5」を獲得できるケースもあります。

 
なお、学期末の成績は中間テストと期末テストの結果をもとに決められる点に注意が必要です。1回でも赤点や極端な低得点を取ると、「3」以上を獲得することが難しくなる場合もあります。

 

提出物の精度と提出率

課題やレポートなどの提出物は、関心・意欲・態度を評価する重要な指標です。
 

100%の提出率を維持し、かつ期限を厳守することは、評定「3」以上を目指すうえでの大前提となります。

 

また、ただ期限内に提出しているからと言って良い評価がもらえるわけではなく、提出物の質も重視されています。
 

丁寧に設問を解いたり自分なりの工夫点を盛り込んだりして、A評価以上を獲得できるようにしっかり取り組みましょう。期限までに余裕を持って始めることも大切です。

 

授業態度・小テスト

授業中の発言や先生の話を聞く姿勢、グループワークへの取り組みなどは、平常点を評価する重要な要素です。忘れ物の有無や出席状況、居眠りをしていないかといった日頃の態度も厳しくチェックされています。

 

また、頻繁に行われる小テストや単元テストの点数も成績に関わるため、毎回の確認テストをおろそかにしないことが大切です。
 

定期テストで高得点を取っていても、授業態度が悪ければ評定が「3」以下になる可能性もあります。テストの成果を無駄にしないためにも、提出物や授業は真面目に取り組みましょう。

 

評定平均の上げ方5選

では、評定平均を上げるためには、具体的にどのような点を意識すれば良いか見ていきましょう。主なポイントは5つになります。

 

  • 定期テストで平均点+15〜20点を取る
  • 副教科で「5」を取る
  • 提出物は期限厳守かつA評価のクオリティで出す
  • 小テストでほぼ満点を取る
  • 苦手科目は提出物や授業態度で「3」を死守する

 

定期テストで平均点+15〜20点を取る

評定「4」以上を確実に狙うには、定期テストで「クラス平均点+15〜20点」を目標にするのがおすすめです。
 

テスト範囲のワークや問題集は、最低でも3周以上解き直し、間違えた問題を繰り返し復習して定着させます。

 

また、苦手な単元はそのまま放置せず、先生や友人に質問して、テスト前までに分からない部分をゼロにしておきましょう。先生に積極的に質問する姿勢は平常点としても評価されます。

 

テスト直前だけでなく、普段から少しずつ学習を進めることで、安定して高得点を取りやすくなります。

 

副教科で「5」を取る

保健体育、美術、音楽、技術・家庭、情報などの副教科は、「5」を狙いやすい科目です。
 

主要5教科と同じく1科目として評定平均に反映されるため、これらで高評価を取ることができれば評定の数値を大きく上げることも可能です。

 

筆記テストは範囲が比較的狭く、直前の詰め込み学習でも高得点を狙えます。
 

ただし、実技や作品、提出物、授業態度なども評価対象となるため、日頃から真面目に授業に臨むことが重要です。主要5教科を伸ばしつつ、副教科もしっかり対策しましょう。

 

提出物は期限厳守かつA評価のクオリティで出す

提出物は「学習に取り組む態度」の評価に直結するため、指定校推薦を目指すなら期限内の提出は大前提となります。

 

さらに、レポートやワークの記述欄は空欄を作らない、丁寧な文字で書くなどを意識することも大切です。

 

図や色分けを工夫して見やすくまとめ、先生が「よく学んでいる」と感じるAプラス評価のクオリティを目指しましょう。
 

提出物は単に出せばよいというわけではなく、中身も丁寧に取り組むことが大切です。普段から提出物の質を少し意識するだけでも、最終的な評定の上がり幅は大きく変わってくるでしょう。

 

小テストでほぼ満点を取る

授業冒頭などに行われる小テストは、出題範囲が狭く対策しやすいため、実は一番点数を稼ぎやすいポイントです。
 

小テストでコツコツ満点を取り続ければ、評定平均を上げられることもあります。また、満点を取り続けることで、先生から「学習意欲が高い」と評価してもらいやすくなります。
 

授業前の休み時間や前日の夜だけでなく、必ず日頃から授業の復習をして次回の小テストに備えることが大切です。

 

苦手科目は提出物や授業態度で「3」を死守する

どうしてもテストで点数を取るのが難しい苦手科目は、まず評定「3」の維持を最優先にしましょう。
 

授業ノートや課題を丁寧に仕上げ、授業中の態度にも気を配ることで、学習へのやる気や努力を先生にアピールできます。
 

筆記試験で多少失敗しても、平常点の積み重ねによって評定「2」になることを防げるでしょう。
 

副教科の実技が苦手な場合も同じく、振り返りシートをたくさん書く、積極的に練習している姿勢を見せるなど工夫をすることが重要です。

画像はイメージです。生成AIを使用しています。

 

評定平均の巻き返しシミュレーション

続いて、今の自分の評定が目標としている評定平均に届いていない場合、どうやって巻き返せばいいのでしょうか。目標の評定平均が4.0だとしてシミュレーションしてみましょう。

 

高校1年生で3.8の場合

まず、各学年10科目だと仮定します。高校1年生時点で評定平均が3.8ということは成績の合計は3.8×10科目=38です。


高1と高2の成績で評定4.0を取るには4.0×20科目=80が必要で、高校2年生の成績で80-38=42を取る必要があります。


「5」を2科目、「4」を8科目、もしくは、「5」を3科目、「4」を6科目、「3」を1科目取れば、成績の合計は42となります。

もしそれ以上「3」の科目を取ってしまうと、同じ数だけ「5」の科目がないと相殺されません。

 

高校2年生で3.8の場合

高校2年生時点で評定平均が3.8ということは成績の合計は3.8×20科目=76です。


高1〜高3の成績で評定平均4.0にするには4.0×30科目=120が必要で、高校3年生の成績で120-76=44を取る必要があります。


10科目で合計44の成績を取るためには「5」を4科目、「4」を6科目、もしくは、「5」を5科目、「4」を4科目、「3」を1科目でも可能です。


苦手科目でどうしても「4」以上が難しい科目が複数ある場合は、他で「5」を取ってカバーしましょう。

 

目標の評定平均に届かなかったときの対処法

残念ながら目標の評定平均を取ることが出来なかった場合も、受験の手立てはなくなったわけではありません。上手く気持ちを切り替えて、次の一手を打ちましょう。

 

  • 評定平均が必要ない入試方式に切り替える
  • 現状の評定平均で出願できる大学に変更する
  • 特定教科の評定平均のみで出願できる学部・学科を探す

 

評定平均が必要ない入試方式に切り替える

目標の評定平均に届かなかった場合は、評定が必要ない入試方式に切り替えるという方法があります。

 

たとえば、総合型選抜を実施している大学の中には、出願条件として評定平均を設けていない大学も多数あります。その場合、評定の代わりに小論文、面接、課題レポート、プレゼンテーションなどを通して、意欲や大学との適性を評価されるのが一般的です。
 

また、一般選抜では基本的に評定は必要ありません。
 

高校の成績に不安がある場合でも、入試方式を変更することで志望校合格を目指せる可能性があります。自分に最適な方式に切り替えて、必要な対策を進めましょう。

 

現状の評定平均で出願できる大学に変更する

目標大学の出願基準に評定平均が届かなくても、現在の自分の評定で出願できる同レベル帯の大学を探してみましょう。
 

大学・学部によって「3.5以上」「3.8以上」など基準は細かく異なるため、募集要項を一つひとつ確認することが大切です。

 

また、指定校推薦だけにこだわらず公募制推薦にも目を向け、自分の評定で出願できる大学を幅広くリサーチしてみましょう。

 

特定教科の評定平均のみで出願できる学部・学科を探す

全科目の「全体の評定平均」ではなく、特定教科の評定を出願条件として設けている大学・学部も多いです。
 

たとえば、文系学部では「外国語4.0以上」、理系学部では「数学・理科4.0以上」などが課せられていることがあります。

 

他にも「全体の平均は3.8でも、英語の評定平均だけは4.5」といった特定教科の強みを活かせる条件もあります。
 

このように、全体の評定に自信がなくても、得意教科の成績が高ければ出願できる場合があるため、志望校の募集要項は各学部隅々まで確認しましょう。

 

評定平均の上げ方に関するよくある質問

最後によく質問に挙がる点をまとめます。不安をここで解消しましょう。

 

定期テストの点数が上がったのに評定が上がらないのはなぜ?

回答:他の要素で評価が下がっているか、クラス全体の平均点が高かったかが考えられます。


成績はテストの点数だけで決まるのではなく、知識・技能、思考・判断・表現、主体的に学習に取り組む態度などの観点別評価をもとに算出されます。


そのため、テスト以外の要素が低下している場合、成績が上がりません。


また、クラス全体の平均点が上がっているため、自分の点数が伸びても学内順位が変わっていないケースもあります。平均と比べて、どれくらい高得点が取れたかを確認しましょう。

  

提出物を1日遅れて出してしまうと評価「5」は厳しい?

回答:自分の不注意で遅れてしまうと、非常に厳しくなります。


期限を守れないことは「主体的に学習に取り組む態度」の観点でも大きなマイナスとなるためです。また、期限内に提出した生徒と明確な差がつくので、その後にどれだけ内容の濃いものを出しても高評価をもらうのは難しいと考えられます。


ただし、遅れてしまった場合でもすぐに自分から理由を伝えて提出し、その後の授業態度やテストで高得点を取るなど、努力を重ねて挽回できる可能性はあります。

 

高3の1学期からでも評定平均を上げられる?

回答:取り組み次第で可能です。


高校3年生の1学期の成績だけでも最後まで全力で取り組めば、評定平均を上げたり現在の水準をキープしたりすることは可能です。


高校3年生になると周囲が受験勉強にシフトし、定期テスト対策を疎かにする人も増えるため、相対的に順位を上げやすくなります。


ただし、高校1・2年生の成績がすでに確定しているため、1回分の成績だけで数値を大きく変えるには限界があります。


現実的にどれくらい評定平均が変わるかは前述にあるようにシミュレーションしてみましょう。

  

まとめ|日々の積み重ねが重要! 今日からできる対策で評定平均を上げよう

いかがでしたか。

 

定期テストの点数、授業態度、提出物など成績をあげる上で気にすべきポイントは多方面に渡ります。
 

目標を決めても狙った通りに評価をもらうのは難しい場合もあるため、必要な評定よりも一回り高い成績を常に目指すことをおすすめします。
 

また、高校3年生になると、受験対策との両立が忙しくなるでしょう。未来図では、過去の先輩方の体験談や志望理由書が多数掲載されているため、会員登録をしてぜひご活用ください。