医学部の授業にどんなイメージを持っていますか?

「平日は毎日8時-17時で授業がある」

「試験勉強にいつも追われている」

「病院実習は朝7時に病院集合!?」

なんて話を聞いたこともあるかもしれません。

画像はイメージです。生成AIを使用しています。

もちろん忙しい側面がある一方で、「実は楽チン」なんて声もあるようです。

「部分的に見ると1ヶ月以上通学しない場合がある」

「医学部の生活は世間のイメージ以上に余裕のある生活」

と語るのは、医学部を卒業してから間もない医師1年目の西村さん(仮名)。

インタビューから学生生活に迫ります!

ワークライフバランスもばっちり?

__医学部の授業はやはり忙しいのでしょうか?

西村:世間の医学部=勤勉というイメージほどではないと思います。

もちろん、忙しい時期や教科もありますし、文系の学部に比べると授業や実習は多いと思います。
ただ、総じて「そこまで忙しくはない」んです!
具体的な1日のスケジュールは、こんな感じです。

〈平日〉

9:00〜16:00:授業(病院実習の時期は8:00スタートになることも)

18:00〜21:00:部活動・アルバイト・飲み会

朝から夕方まで授業があったとしても、夜には他の予定を入れている人が多く、「授業だけで手一杯」という状況にはなりません。

〈休日〉

終日:部活動・友人や恋人との予定

週末もガッチリ予定が埋まっているわけではないので、旅行や趣味に使いやすいと思います。

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__毎日9:00-16:00で授業は忙しいように見えますが......

西村:実は、そんなこともないんです! 出席しなくて良い授業が多いからです。

私の大学は以前は学生証のカードタッチで出席をとっていましたが、コロナ禍以降は出席を取らなくなりました。

全部出席必須の対面授業を行う大学がある一方で、授業が完全にオンデマンド(youtubeのように、好きな時間に動画を見る形式)の大学もあります。

そのため、カリキュラムとしては大変に見えても、「まるまる1週間授業に行かなくて良い」という状況も珍しくありません。

__授業以外に勉強の時間はほとんどありませんが、本当ですか?

西村:はい! もちろん人によりますが、試験前以外は勉強しない人が多数派です。

1年のうち勉強が必要な期間は、体感で20%ほどでしょうか。

試験範囲が2週間分の授業であれば、2〜3日の詰め込みで乗り切れますし、一夜漬けで突破する人も珍しくありません。2〜3ヶ月分の範囲をカバーする長めの試験でも、1〜2週間集中すれば対応できる学生が多いです。

もちろん、試験自体は大変で、学生同士で協力してつくった教科書のようなプリントが1教科あたり200-300ページくらい(2週間の試験範囲)あります。
100ページ程度だと、「この科目は範囲が少ないから一夜漬けで受かるだろう」といった感覚になります(笑)。

このように、毎日勉強漬けというよりは、試験前だけ効率よく一気にやる、というスタイルですね。

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__座学ではなく、実習はどうでしょうか?忙しかったりしますか?

西村:所属する大学や実習の診療科にもよりますが、周囲の話を聞く限りユルいことが多いです。

平均的には朝8:30から昼の12:30ごろまで研修医に付いてまわるスタイルで、カンファレンス(会議)へ出席したり、入院患者さんを診察してカルテ(記録)を書いたり、手術があれば見学をしたりします。
午前中で終わると聞くと、高校生の皆さんの想像よりだいぶラクではないでしょうか。

最も楽なパターンは、朝8:30に集合してカンファレンスと回診をこなしたら9時過ぎに解散、というケースです。体感では実習全体の2〜3割はそれに近い日でしたね。

一方で、厳しい診療科では8:00〜17:00まで拘束されることもあります。
そういった場合でも手術が始まるまでの待ち時間が長いので、学生同士で雑談をしたり、オンラインでできるアルバイトをしたりして時間をつぶしていました(笑)。


「医学部だから多忙」は間違い

「医学部=勉強漬けで青春を犠牲にする場所」というイメージを持っていた方も多かったのではないでしょうか?

確かに、カリキュラムだけを見ると、授業や試験が多い点は否めません。

しかし、西村さんのインタビューからは

・授業や実習の時間が短い上に出席義務がない

・試験前の短い期間だけ集中して勉強すれば乗り切れる

など、思いのほか自由な時間が確保できる実態が伺えます。

「医学部は大変だから行かない」と受験の選択肢から外していた方は、もう一度医学部を候補に入れてみてはいかがでしょうか?