大学受験の最難関といえばどこを思い浮かべるでしょうか。
まずは東大が浮かぶ、という人も多いかもしれません。

しかし、忘れてはならないのが医学部。偏差値の高さに加えて募集人数も少なく、大学受験の中でも特に難関として知られています。

そんな医学部志望者に向けて、2026年入試で医学部合格者数の多かった高校をTOP3をご紹介します!

参考:インターエデュ


合格者数 同率2位
桜蔭高等学校 東京 のべ143名

東大合格者ランキングでは毎年TOP10に入る、日本一の女子校として名高い桜蔭がランクイン。

言わずと知れた進学校であり、東京大学理科III類や東京科学大学(旧東京医科歯科大学)をはじめとして、高偏差値帯の合格が多いのが特徴的です。

私立でも慶應義塾大学医学部や東京慈恵会医科大学など、いわゆる「私立御三家」の合格者が多くなっています。

医学部特化というよりは、高校全体の学力の高さがそのまま医学部合格実績につながっているといえるでしょう。


合格者数 同率2位
海城高等学校 東京 のべ143名

中高一貫教育を基盤に、近年大きく進学実績を伸ばしている注目校です。

東大・医学部ともに、近年の実績は向上しており、完全な中高一貫教育が功を奏した一例と言えるのではないでしょうか。

新潟大学7名、筑波大学5名など、東京指向がそこまで強くない点では、同じく2位の桜蔭と異なります。


番外編

合格者TOP3には惜しくも入らなかった有名校、特徴のある高校について番外編としてとりあげます。

大学受験や全国の高校の教育にも詳しく、宇都宮短期大学附属高等学校など高校にも取材をする、高校ソムリエの村瀬さんにインタビューしました。

1. 久留米大附設 福岡    

村瀬:

九州を代表する共学の進学校です。
東大合格者数でも長年全国上位を維持する実力が、医学部入試の実績にも表れているのではないでしょうか。
特に国公立医学部の合格者が73名と全国2位、現役合格率が24.1%と全国1位であり、国公立での実績では1,2を争います

2. 白百合・吉祥寺女子・暁星    東京

村瀬:

白百合は54名(21.3%)、吉祥寺女子は81名(16.8%)、暁星は68名(30.9%)と、女子校・男子校の伝統校が、医学部実績で存在感を示しました。

東大に比べ医学部の合格者が多いことから、医学部指向の強さが伺えます

3. 北嶺・海陽・高田

村瀬:

北嶺や海陽、高田などの高校は、生徒数が多くないため合格者数ランキングでは目立たないものの、合格率では素晴らしい実績を残しています。

国公立の現役合格率では、北嶺が23.2%(2位)、海陽が10.2%(18位)、高田が10%(20位)と20位以内に入っています。

4. 金沢大学附属・ 札幌南・群馬県立中央

村瀬:

見逃せないのが、地方の公立高校です。

国公立の現役合格率では、金沢大学附属が14.2%(5位)、札幌南が10.1%(19位)、群馬県立中央が9.4%(24位)と上位に食い込みました。

医学部の合格数は首都圏の有名私立に比べるとやや少ないものの、国公立医学部の合格者ランキングでは10位〜30位台に多くの地方公立校が入りました。

地方では「地元の国立医学部を目指す」という進路が根強く、トップ層が医学部志望に集中する傾向があることも理由の一つと考えられます。

他にも、仙台二高や新潟県立新潟といった高校は例年安定した成績を残しています。


合格者数1位
豊島岡女子学園高等学校 東京 のべ150名

2026年の医学部私立合格者数1位の座に輝いたのは、豊島岡女子学園。
毎年医学部合格者数・合格率ランキングで上位を維持する有名校です。

近年は完全な中高一貫校となり、大学受験指導により力を入れていることが伺えます。

また、「豊島岡といえば医学部」というイメージも強く、もともと医学部を志望する家庭が多く集まっていることも背景にあるでしょう。
その結果として、医学部合格者数で全国トップクラスの実績を維持しています。

一方で現役の国公立合格率では10.42%と、高いものの、16位とTOP10からは漏れる結果に。国公立至上主義ではなく、地域や偏差値を重視しているように読み取れます。


まとめ

医学部受験は学力勝負のため個人の努力が大きく影響する世界です。
一方で、学校の指導環境や進路文化も少なからず、学力や進路の希望に関係します

今後も医学部に強い高校の動向は、受験界の大きな注目ポイントになりそうです。

また、今回は合格者数に絞ったランキングでしたが、現役率、合格率、国公立か私立か、といった側面も重要です。

さらに、一人の生徒が多くの大学を受験している可能性も忘れてはいけません。

学校選びの際にはこのような情報を総合的に考えてみてはいかがでしょうか。