2025年の都道府県別東大・京大現役合格者数ランキングがネット上で話題を呼んでいる。両大学とも、東北地方からの合格者が極端に少ない実態が明らかになった。

東大ワーストは鳥取・滋賀の1名

 東大の都道府県別現役合格者数ワースト10を見ると、鳥取県と滋賀県が1名で最下位タイ。3位の島根県・香川県が2名、5位の高知県が3名と続く。

都道府県別 東大現役合格者数ワースト10

順位

都道府県

合格者数

1位

鳥取県

1名

1位

滋賀県

1名

3位

島根県

2名

3位

香川県

2名

5位

高知県

3名

6位

宮崎県

4名

7位

青森県

5名

7位

和歌山県

5名

9位

岩手県

6名

9位

徳島県

6名

11位

秋田県

7名

11位

山形県

7名

 東北勢では青森県5名、岩手県6名、秋田・山形県が各7名と軒並み下位に名を連ねた。さらに注目すべきは、東大出身者における非関東圏出身者の割合だ。過去20年で52.6%から38.3%へと14.3ポイントも減少。首都圏一極集中が加速している実態が浮かび上がる。

京大も東北地方が低迷

 一方、京都大学の状況も似ている。2025年度の都道府県別入学者数ワーストは、岩手県と秋田県の3名が同率最下位。

都道府県別 京大入学者数ワースト10

順位

都道府県

入学者数

1位

岩手県

3人

1位

秋田県

3人

3位

青森県

4人

3位

山形県

4人

5位

島根県

5人

6位

栃木県

6人

6位

福島県

6人

8位

山梨県

7人

9位

沖縄県

9人

10位

宮城県

11人

10位

鳥取県

11人

10位

佐賀県

11人

注:こちらは浪人も含む

 ワースト10のうち6県を東北地方が占めており、東北6県合計でも31名と全体のわずか1.2%にとどまる。対照的に、京大入学者数トップの大阪府は485名。最少の岩手・秋田との差は実に162倍にも達する。近畿圏全体では1,283名と全体の47.7%を占め、地理的近さが大きく影響していることがうかがえる。

「人口減」だけでは説明できない格差

 「子どもの数が少ない地域だから仕方ない」という見方もあるが、それだけでは説明しきれない格差が存在する。教育インフラの充実度、進学塾の有無、難関大学を目指す文化の違いなど、複合的な要因が絡んでいるとみられる。

 東大・京大という日本のトップ大学への進学において、生まれ育った地域が大きく影響する現実。この格差をどう埋めていくかが、今後の教育政策の重要な課題となりそうだ。