「海外大を目指したのは、映画を撮影したかったから。映画と哲学の両方を勉強したかったけど、日本では無理だなと思って」

そう笑って話すのは、日本の高校からハーバード大学に進学した矢座孟之進さんです。

なぜ世界最難関のハーバード大学に、「映画を撮りたい」という理由で進学したのでしょうか?

実は矢座さんは高校時代から自主制作映画に没頭していた経験の持ち主。ハーバード合格者と聞くと超優等生を想像しがちですが、むしろ自分の好きなことに熱中して「受験までは映画を撮ってただけ」だといいます。

ハーバード大学に合格する人というと、いわゆる「天才」のようなイメージがありますよね。正直普通の日本人の感覚からすると想像できない、神の世界のような領域に思えてしまいますが、実態は少し違うようです。

映画監督になりたかった矢座さんが、「現役ハーバード合格」するまでの歩みを詳しく伺います。

「気づいたら海外進学という選択肢」が残った

インタビュアー: 矢座さんは学生時代、映画監督を目指されていたんですよね。

矢座: そうです。高校生の時にはドキュメンタリー映画を作り始めて、その過程で映画が大好きになりました。それと同時に哲学など学問分野もすごく好きになって…。

高校3年生の時点で「映画監督になりたい!」という強い気持ちがあったんですけど、学問的な関心もなかなか諦めきれなかったという経歴になります。

インタビュアー: 映画と学問、両方とも本気でやりたかったと。

矢座: そうなんです。最初は日本大学芸術学部の映画学科とか、哲学なら日本の大学…東京大学を受けるのかな、なんて漠然と考えていた時期もあります。でも東大に行っちゃったら逆に映画制作ができないな、と。(笑)

日本には映画も学問も両立して本気でできる環境がないと感じて、最終的にアメリカに行くことにしました。それで今ハーバードに通っています。

インタビュアー: 哲学への興味も含め、両方やろうと考えたら、進路は海外しか残らなかった。

矢座: 結果的にはそうですね。気づいたら海外進学という選択肢しか自分にはない、という状況になっていました。

中学生の"喧嘩"がきっかけに――原発問題との出会いが生んだ映画制作への情熱

インタビュアー: 映画制作を始めたきっかけについて伺います。高校時代、原発をテーマにしたドキュメンタリーを制作されたそうですが、その発端は何だったのでしょう?

矢座: 中学3年生の時の社会科の授業がきっかけです。1週間かけて原子力発電について学ぶ特別授業があったんですよ。理科の先生が放射線の性質を教えたり、社会科の先生が原発の歴史や政策について講義したり、原子炉工学を専門とする大学の先生がゲストで来たり…。いろんな視点から原発を学ぶ教科横断型の授業でした。

インタビュアー: 中学生でそんな授業があるんですね。

矢座: はい。そしてプログラムの最後に、クラスで原発賛成派と反対派に分かれてディスカッションをする時間があったんですが…それがただの議論では済まず、ほとんど"喧嘩"のような激しい言い合いになってしまったんです。

インタビュアー: 喧嘩になってしまったと...なぜそんな激しい言い合いになってしまったんでしょう?

矢座: それまでうちの学校では、他の社会問題を題材にディスカッションしても、みんなきちんと相手の意見を聞いて冷静に反論するという態度を保てていたんです。ところが原発のディスカッションの時だけは様子が違った。教室中が感情的になって、収拾がつかない状態になってしまって…。僕はその光景を目の当たりにして、「どうして原発の話になると急にこんなふうに人の感情が爆発してしまうんだろう?」と強い疑問を感じました。それが原発というテーマに興味を持ったきっかけですね。

インタビュアー: 他のテーマでは起こらなかった現象が原発の話題でだけ起きた。そのギャップに驚いたわけですね。

矢座: そうなんです。おそらく原発には歴史的な経緯や政治的対立、技術的特殊性など、様々な複雑な要素が絡み合っていて、人々の想像力を超えて感情を動かしてしまう部分があるのだと思います。当時の僕はそれを直感的に感じて、「原発っていうのは本当に特殊で特別な題材なんだな」と思いました。

インタビュアー: その経験が映画制作につながっていくと。

矢座: はい。ディスカッションがあまりにヒートアップしてしまったので、「原発の賛成派と反対派の橋渡しができるようなものを作れたらいいな」と思ったんです。みんな日本のエネルギーの未来をより良くしたいという目標自体は同じはずなのに、感情的な対立で対話にならないのはもったいないじゃないですか。だったら両者が冷静に議論できる場を作りたい、そのために自分に何かできることはないか、と。

インタビュアー: それでドキュメンタリー映画を作ろうと?

矢座: 最初は深く考えたわけではなく、「議論するにはまず正確な情報が必要だから、それを効率よく提供できる形にしよう」と思ったんです。効率よく多くの情報を伝えるなら映像がいいだろうと。それに当時はYouTubeなど動画で情報発信するのが当たり前になり始めた時期でもありましたし。

インタビュアー: 映画そのものにもともと興味があったというより、手段として映像を選んだと。

矢座: そうですね。最初から映画監督志望だったわけではなく、あくまで原発の議論の手助けになるものを作ろうとして映像に行き着いただけでした。でも実際に撮り始めてみたら映画を作ること自体がすごく楽しくなってしまって(笑)。カメラを回すのも編集作業も面白い。そういう経験を通じて、いつの間にか映画そのものが大好きになっていましたね。

高校生の執念と行動力――原発ドキュメンタリー制作の舞台裏

インタビュアー: 実際にドキュメンタリーを撮り始めたのは中3の終わり頃ですか?

矢座: はい、中学3年の3月、春休み明けくらいから原発のドキュメンタリー制作に着手しました。最初は15分くらいの短い動画を作るつもりだったんです。

インタビュアー: 制作チームは同級生と組んだんですよね。

矢座: ええ、同級生2人を誘って、僕を含め3人で作りました。同じように原発に問題意識を持っていた仲間…と言えるかは分かりませんが(笑)、面白そうだからという感じで一緒にやってくれました。

インタビュアー: ドキュメンタリーの内容は、原発の関係者や活動家の方に証言をしてもらい、映像が繋がっていくというスタイルでした。こういう出演者の方への取材は、どのように進めたのですか?

矢座: まず原発に関する本を山ほど読んで情報を集め、専門家や関係者の方々をピックアップしました。それで一人ひとりにこちらから直接アポイントを取っていったんです。東京電力には公式サイトの問い合わせフォームからメッセージを送りましたし、教授や技術者の先生方にも所属先にメールを出したり。地道にお願いしていったら、皆さん意外なほど協力的でした。

インタビュアー: 高校生が直接「話を聞かせてください」と依頼したわけですね。すごい行動力です…!皆さん快く応じてくれましたか?

矢座: はい。高校生が原発問題に関心を持っていること自体珍しいので、「面白いね」という感じで皆さんとても協力的でした。原発推進派の方々は福島以降「きちんと社会と対話しなければ」という意識が強かったでしょうし、反対派の方々も原発を止める使命感があります。だから、高校生からの取材依頼にも前向きに対応してくださったんだと思います。

インタビュアー: 取材相手はどんな方々でしたか?

矢座: 東京電力の広報の方、フランス大使館の原子力参事官、エネルギー政策に詳しい研究者の方、原子炉工学の大学教授…本当に様々な立場の方からお話を聞けました。実際に福島に赴いて現地の様子を取材することもしましたね。

インタビュアー: 完成した作品にはたくさんのインタビュー映像が収められているんですね。作品タイトルは何というのでしょう?

矢座: 『日本一大きいやかんの話』というタイトルです。

インタビュアー: 「やかん」ですか?

矢座: 原子力発電所を"大きなやかん"に喩える表現があるんですよ。それにちなんだタイトルです。実は取材を通して分かったのですが、賛成派の人たちは原発を説明するのに「原発なんてお湯を沸かすだけの大きなやかんみたいなものだよ」と言うんです。原発の仕組み自体は単純だ、と強調したいわけですね。一方で反対派の人たちは「あんな危険なものでやかんのお湯を沸かすなんて馬鹿げている」と怒りを込めて同じ言葉を使っていた。同じ「やかん」という単語でも立場によって真逆の意味合いになるのが面白くて、このタイトルにしました。

インタビュアー: 皮肉も効いたユニークなタイトルですね。

矢座: おかげさまでタイトルのインパクトもあり、多くの方に興味を持ってもらえました。制作中はインタビュー素材がどんどん増えて、当初想定より長尺の作品になりそうでしたが、最終的には約45分にまとめています。高校の授業で上映するなら50分以内かなと思って、その範囲に収めた形です。

厳しい批判が映し出した「中3の喧嘩」再び――観客の反応と制作者の葛藤

インタビュアー: 完成したドキュメンタリーはどこかで上映したんですか?

矢座: 高校2年生の時に『福島映像祭』という映画祭に出品して、劇場で上映していただきました。100席規模の劇場が満員になる盛況だったんですが…観客はほとんどが原発反対運動に熱心な方々で占められていましたね。

インタビュアー: なるほど、反対派の方々が大勢詰めかけたわけですね。

矢座: はい。そして上映後にQ&A、質疑応答の時間が設けられたんですが…正直、僕の人生で一番つらい1時間になりました。観客の皆さんから、自分の映画に対する厳しい批判が次々と飛んできて…。

インタビュアー: 批判というのは?

矢座: 例えば「あの専門家が劇中で言っていた数値だけど、他の資料では違う数字がある。なぜそっちを採用しなかったのか」とか、「中立は原発容認と同じだ」みたいな指摘ですね。さらには「東電(東京電力)の人間の声なんか映画に載せるなんて許せない」など…。要するに原発反対派の方々から見ると、僕の作品は生ぬるくて容認的に映ったようなんです。

インタビュアー: うーん…。

矢座: その質疑応答の場にいた反対派の方々は最初からメモを取りながら観ていて、終わった後も僕に対して次から次へと詰め寄るように質問や意見をぶつけてきました。本当に中3のディスカッションがヒートアップしたときと同じような雰囲気でしたね。僕としては対立ではなく対話のきっかけにしてほしくて映画を作ったのに、結果的にまた同じような怒りのエネルギーを生み出してしまった…。自分の意図とは裏腹に、観客の受け取り方は中3の時に目の当たりにした"喧嘩"の光景と変わらなかったんです。

インタビュアー: 当初目指した「橋渡し」というゴールとは逆の反応になってしまった、と。

矢座: はい。賛成派と反対派が共通の目標(日本のエネルギーの将来)に向かって建設的に対話できる環境を作りたかったのに、僕の力不足でそうはならなかった。その悔しさと葛藤はものすごく大きかったですね。「このままでは終われない、もう一度やらなきゃ」と強く思いました。

インタビュアー: それで2本目の制作を決意したわけですね。

矢座: ええ。批判を浴びて落ち込んだ…というより、「まだ自分は答えを出せていないし、本来の目的も達成できていない」と感じて、すぐに次の作品作りに取り掛かったんです。

「自分の言葉で語り尽くした」3年間でたどり着いた納得のかたち

インタビュアー: 最終的に、2本目では1本目で感じた課題を乗り越えられましたか?自分の描きたかったものを描き切れましたか?

矢座: そうですね…難しいですが、自分の中ではやり切ることができました。原発問題そのものに明確な答えを出すことはできませんでしたが、当時の自分がこのテーマについて語りうることはすべて語り尽くせたと思っています。

インタビュアー: 1本目の内容とは変わったといいますか。

矢座: ええ。1本目の時点では、まだ自分の中に「本当はもっとこう言いたいのに」というモヤモヤが残っていたはずなんです。それで満足できず不完全燃焼だったからこそ2本目に取り組んだわけですが、3年以上かけて原発と向き合い、考え抜き、表現の限界までチャレンジしたことで、ようやく納得のいく形にたどり着けたと感じます。

インタビュアー: 2本目の完成は高校卒業後になったんですよね。

矢座: はい。中3で最初の企画を思いついてから数えると、3年以上にわたってこのテーマに取り組み続けたことになります。高校3年の卒業後、ようやく2本目が完成しました。長い編集作業を通して自分の伝えたいことを自分の言葉で再構築し、最終的には「これで思い残すことはない」というところまで到達できましたね。

インタビュアー: 自分の中で納得できる作品を作り上げることができた、と。

矢座: はい。本当にホッとしましたし、大きな達成感がありました。

「志が高くなくても大丈夫」――海外大学進学にまつわる"神話"への挑戦

インタビュアー: では、少し話題を変えて海外大学進学について伺います。日本では「海外大学に受かるのは高い志や明確なビジョンを持った特別な人だけ」というイメージもありますよね。

矢座: 確かによく言われますね。海外大志望者向けの塾やメディアを見ると「世界を変える志を持て」みたいなことがよく書かれている。そうした情報発信が一種の神話を作り出しているように感じます。

インタビュアー: 矢座さんご自身は、その点どうお考えですか?

矢座: 正直に言えば、「志がなくてもいい」んじゃないかと思っています(笑)。大半の高校生って、そんな壮大な人生ビジョンなんて持っていないものですよね。僕自身、映画への熱い思いはありましたけど、だからといって「○○の分野で世界を革命するんだ!」みたいな立派な志があったわけではありません。

インタビュアー: 意外です。てっきり矢座さんは何か大きな志を持ってハーバードを目指したのかと…。

矢座: いえいえ、本当にそんなことはなくて。海外大学の受験も基本は日本の大学受験と同じだと思っています。「やりたいこと」「自分の能力(できること・できないこと)」のバランスで進路を選ぶものじゃないでしょうか。多くの人は自分が合格できそうな大学を受けますよね?僕の場合も、自分のやりたいこと(映画と哲学)を追求できて、なおかつ自分の能力でちゃんと勉強についていけそうな大学…と考えて海外大学を選んだに過ぎません。

インタビュアー: 特別な人間でなくても、という感覚ですね。実際矢座さんも、灘や開成といった「超進学校」のご出身ではないですもんね。

矢座: はい。実際、アメリカで育った現地の高校生たちは、大学に進学するのに「自分は特別な人間か」なんて考えませんよね。国が違うだけで、必要以上にハードルを上げて捉える必要はないんです。僕は幸い幼少期にアメリカにいたので英語という言語の壁は小さかった。だからなおさら「自分が特別でなければいけない」なんて発想はありませんでした。

インタビュアー: ハーバードというと日本では雲の上の存在のように思われがちですが…。

矢座: 東大など日本の難関大学についても同じことが言えるかもしれませんが、みんなが勝手に神話化している部分は大きいと思います。「特別な人間しか入れない」みたいに。受験産業的にもその方が商売になりますし(笑)。でも実際にはそんなことはなくて、特別な人間になる必要なんてないんです。普通の高校生でも合格できるし、現に僕もその一人です。

インタビュアー: そういう違和感は早い段階から感じていたんですか?

矢座: そうですね、高校2年から3年にかけて海外大を目指そうと決めて情報収集をしていた時期に強く感じました。説明会やオンラインイベントにも参加したんですが、そこで飛び交う「グローバルリーダー」「高尚な志」みたいな言葉の数々に「なんか胡散くさいなあ…」って。(笑)もちろん立派な志を持つのは良いことですけど、別になくてもいいし、無理に飾る必要はないんじゃないかと当時から思っていましたね。

「コピペでハーバード合格」――受験対策は"最低限"でも素直な強みを活かせば十分

インタビュアー: 矢座さんご自身の受験対策についてもお聞きしたいです。海外大受験というとエッセイを何十本も書いたり、特別な試験対策を何年も前からしたり…というイメージがありますが、実際はいかがでしたか?

矢座: 僕の場合、受験対策は本当に最低限しかしていません。(笑)極端な言い方をすると、「エッセイなんて本気を出せば1日で何とかなるんじゃないか?」と思っていたくらいで…。

インタビュアー: 1日で書けると!?それはすごい…。

矢座: いや、それくらい作業量は決して多くないという意味です。各大学で課されるエッセイは一つ一つ200ワード程度で、それほど長くありませんし、内容も「自分の好きなこと」「なぜそれが好きか」など素直に答えられるものだったんです。僕は哲学と映画が好きでしたから、その理由をただ正直に書いていっただけで、特別大変だとは感じませんでした。

インタビュアー: なるほど、肩肘張らずに書けたわけですね。

矢座: 実際、出願校も4校程度に絞っていたので、エッセイを書いたのもその分だけです。そして共通するエピソードは各校で使い回しました。ハーバード向けには他校のエッセイをほぼ「コピペ」で再利用した部分もあります。

インタビュアー: 「コピペでハーバード合格」とは(笑)。言葉だけ聞くとインパクトがありますね。

矢座: 実態としては、自由作文だったので他の大学で使ったものをそのままコピペしたんです。でも自分の中で軸がブレていなかったからこそ、各大学ごとにゼロからエッセイを作る必要がなかったのだと思います。

インタビュアー: 受験対策は最小限で済ませ、その分ご自身の体験や想いを素直に書いたことが功を奏したということでしょうか。

矢座: はい、結果的にはそうだと思います。等身大の自分をそのまま出願書類にぶつけたことが良かったのでしょう。過度に自分を飾ったりせず、「これが今の自分です」と正直に示す。それだけですが、それを評価してもらえたのかなと感じます。

インタビュアー: 試験対策でも特別なことは?

矢座: 塾も高校3年の途中から週1回エッセイを添削してもらう程度でした。SAT(大学進学適性テスト)も高校2年時に受けてスコアを取っておいたので、高3では出願書類作成に専念できました。そういう意味でも余裕がありましたね。

インタビュアー: 海外大出願というと身構えてしまう人も多いですが、矢座さんのように最低限の対策でも合格できるというのは希望が持てますね。

矢座: 本当に、好きなことに一生懸命取り組んできた経験があれば、あとは等身大で挑めばいいんだと思います。

インタビュアー: ちなみに、海外の大学と聞くと費用が高いように思いますが...

矢座: 学費に関しては、僕は柳井正財団に学費を全額支援してもらうことができ、費用面でも留学が可能になりました。

「映画監督になります」――学びと創作、どちらも諦めない現在地

インタビュアー: 現在、矢座さんはハーバード大学で哲学などを学びながら、映画制作も続けておられるわけですが、大学生活では具体的にどんなことを?

矢座: 大学ではもちろん勉強が本業ですが、その傍らで自主制作の短編映画を撮り続けています。それから昨年1年間は大学を休学して、初の長編映画の制作に没頭しています。今年9月に復学して4年生になります。

インタビュアー: 学業と映画制作を両立させているんですね。将来的にはやはり映画監督に?

矢座: はい、映画監督になります。(笑)

インタビュアー: 力強い宣言ですね!ちなみに映画監督って具体的にどうやってなるものなんでしょう?

矢座: うーん…正直、自分でもまだ模索中ですし、「こうすれば映画監督になれる!」という明確な道があるわけではないですよね。(笑)分かっていたら苦労しないんですが…。

インタビュアー: そうですよね。でも矢座さんならきっと道を切り拓いていけると感じます。

矢座: ありがとうございます(笑)。ハーバードを選んだのも「学び」と「創作」の両方を諦めたくなかったからですし、これからも学問も映画制作も両方追いかけていきたいと思っています。大学でしっかり学びつつ、創作も続ける。"二兎を追う"スタイルですが、自分にとってはどちらも大事なので。

インタビュアー: 学びも創作もどちらも諦めない――まさに矢座さんの信念ですね。本日は貴重なお話をありがとうございました!